国民年金の受給金額

国民年金の保険料を払っているが、実際のところいくらもらえるの?と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

国民年金の受給状況

厚生労働省の平成29年の公表によると、平成27年度の国民年金の平均受給金額は、月額55,244円です。年額にすると約663,000円となります。これは満額の場合の85%の金額を受給している計算です。自分の場合だといくら受給できるのか、という事も算出は可能です。

国民年金受給額の計算方法

国民年金の受給金額は、20歳から60歳の40年間で、「全額納付した年数」、「滞納した年数」、「免除を受けた年数」により決まります。

平成29年現在、40年間全額納付をしてきた人は老齢基礎年金として65歳以降は779,300円(年額)がもらえます。

これを基準として、以下の計算式に当てはめます。

779,300 × 全額納付期間(月数)÷ 480(40年の月数)

全額納付、もしくは滞納の二択で過ごしてきた人なら上記の計算式通りの計算で算出できますので単純です。しかし、保険料の支払いには「全額免除」「1/4免除」「半額免除」「3/4免除」などを適用できる場合があり、その様な制度を利用した期間がある場合は計算がやや複雑になります。

779,300 × A × 納付月数 ÷ 480
A =
全額免除のとき 4/8
3/4免除のとき 5/8
半額免除のとき 6/8
1/4免除のとき 7/8

上記の条件式を全ての期間に当てはめ計算し、足したものが将来もらえる年金額になります。月数で考えて一つ一つ計算していくとなかなか大変なので、早見表で確認してみましょう。

受給金額早見表

20年間半額納付、5年は全額免除、残り15年間は全額納付だった場合は、
292,238 + 48,706 + 292,238 = 633,182
となり、年額で約630,000受け取れることになります。

また、平成21年3月以前の計算式は
779,300 × A × 納付月数 ÷ 480
A =
全額免除のとき 2/6
3/4免除のとき 3/6
半額免除のとき 4/6
1/4免除のとき 5/6
と、免除を受けた際の減額の幅が大きかったため、平成21年4月以降の方が同様の免除を受けた際には少しお得になっています。同様に早見表を見てみましょう。

受給できる金額が異なってくることがお分かりいただけたでしょうか?

また、年金受給金額をシミュレーションできるサイトがありますので、ご紹介しておきます。
年金受給額計算シミュレーション|サイトへ

さて、ここまでご紹介してきましたが、現在の国民年金制度は、保険料の金額は据え置きにして、受給額を調整して運営を行っています。そのため、将来的には100%支給の基準額が異なってくる場合がありますのでご注意ください。あくまでも現時点での見通し、老後の計画に役立てていただければ幸いです。