これで納得! 厚生年金の保険料

厚生年金は会社と折半して支払っていますが、その額はどう決まるかご存じですか。今回は、厚生年金の保険料がどう決まるのか、どうすれば手もとで計算できるのかを解説いたします。

厚生年金の保険料の決まり方は?

厚生年金の保険料は、収入によって上下します。収入が多ければ保険料は高く、収入が少なければ保険料は安くなっています。これは、標準報酬月額と呼ばれているもので、1等級から31等級に分類されています。

現在の標準報酬月額は、1等級(8万8千円)から31等級(62万円)までの31等級に分かれています。

引用:日本年金機構

基本的には4月から6月の平均給与を基に標準報酬月額が決定されるため、1等級の場合には9万3千円未満、31等級の場合には60万5千円以上の給与を受け取っている場合、この等級に該当することになります。徐々に上がりつつあった毎月の厚生年金の保険料は平成29年9月以降、標準報酬月額×18.3%で計算されると、現在規定されています。なお、厚生年金基金の加入員の場合には、保険料率が13.3%~15.9%とばらつきがあるため、保険料率を知らないと手もとで厚生年金の保険料を計算することができません。

これは、一般・坑内員・船員の被保険者に向けた情報として、日本年金機構のホームページ上で1等級から31等級まで厚生年金はいくらになるのか、一覧表として掲載されています。ご自身の標準報酬月額によって、いったいどれほど厚生年金保険料を支払っているのか確認いただくためにも、日本年金機構の情報を活用していただきたいと思います。

日本年金機構 平成29年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表

標準報酬月額に含まれるものと含まれないもの

ひと言に「給与」と言っても、手もとに来る給与にはさまざま手当が付いていることがあります。それらは、どのように計算すべきなのか、標準報酬月額に含まれるものと含まれないものを知る必要があります。

標準報酬月額に含まれるもの

基本給
各種手当て(交通費、住宅手当、残業手当など)
年4回以上ある賞与
勤務中の食費
在職中の住宅 など

標準報酬月額に含まれないもの

年4回未満の賞与
退職手当
解雇予告手当
作業着 など

厚生年金の計算方法

厚生年金の計算方法は、先にお話しした標準報酬月額に「含まれる」ものを知っていれば、簡単に計算できます。

厚生年金の保険料額=標準報酬月額×18.3%

という図式が成り立つため、ご自身でも簡単に計算できます。実際に支払うのは、会社と折半していますので、半額を支払っているはずです。計算が面倒な方や、平成29年9月以前の保険料額も一緒に計算してみたい方は、今でも使える簡単に計算してくれるサイトを利用されると便利です。

計算サイト 高精度計算サイト