バンドルカードのデメリットと注意点

バンドルカードは便利な決済手段ですが、利用できない場面や後払い機能のリスクがあります。本記事では、バンドルカードの制限事項と注意点を解説し、デメリットを補う効果的な利用方法についてご紹介します。

バンドルカードを利用できない場面

バンドルカードには幾つかの利用制限があります。まず、公共料金、月額保険料、高速道路料金、機内販売、特急券などの支払いには利用できません。また、一部のプリペイドカードや電子マネーへのチャージ、IC読取り端末での決済も制限されています。

ガソリンスタンドや宿泊施設では、通常のバンドルカードは利用できませんが、本人確認を行った「バンドルカード+(プラス)」では利用可能です。

制限が発生する主な理由は、正確な代金が連携されない場合や、カードの有効性確認が行えない場合があるためです。サブスクリプションサービスやオンラインサービスでも利用できないケースがあります。

バンドルカードを使用する際には、利用の可否について確かめておくと良いでしょう。

ポチっとチャージ(後払いシステム)の利用におけるリスク

バンドルカードには、アプリからチャージした金額を後払いで支払うポチッとチャージという機能を利用できます。

ただし、ポチッとチャージでは、利用金額に応じて510円から1,830円の手数料が段階的に発生するため、使用の際には注意が必要です。

ポチッとチャージの返済期限は翌月末までと定められており、例えば11月10日に利用した場合は12月31日までが支払期限です。

期限を過ぎると年率14%の遅延損害金が発生し、カードの利用停止やポチっとチャージの申込み上限額の制限などのペナルティが科せられます。

使い過ぎを防ぐための方法

バンドルカードでお金を管理する際、予算設定とアプリの機能の活用が重要です。給料日に合わせて月々の利用予定額をあらかじめチャージし、その範囲内で支出を管理する「袋分け家計簿」のように使用すると使い過ぎの心配を解消できます。

アプリでは支払いの都度通知が届き、利用履歴もすぐに確認できるため、支出の「見える化」が可能です。不要な買い物を防ぐため、購入前に本当に必要かどうかを考える習慣をつけましょう。

ポチっとチャージを利用する場合、支払い画面で金額と期限を定期的にチェックしましょう。後払いはあくまで補助的な利用に留め、基本的には先払い式での利用を心がけることで、手数料負担や延滞リスクを最小限に抑えられます。

収支状況に合わせた計画的な利用を心がけることで、効率的な資金管理が実現できます。