地方税お支払いサイトの手数料

地方税の納付方法が多様化する中、地方税お支払いサイトの利用が増えています。便利なこのサービスですが、支払方法によっては手数料がかかる点に注意しなければなりません。今回は、地方税お支払いサイトの手数料について詳しく見ていきましょう。

支払方法による手数料の違い

地方税お支払いサイトでは、主に以下の支払方法が選択できます。

  • クレジットカード
  • インターネットバンキング
  • 口座振替(ダイレクト納付)
  • Pay-easy(ペイジー)

これらの支払方法のうち、手数料がかかるのはクレジットカードのみであり、他の納付方法を選択すると手数料が無料となります。

クレジットカード納付の手数料

クレジットカードを選択すると、納付額に応じて「F-REGI 公金支払い」サイトのシステム利用料を納付しなければなりません。

納付額 システム利用料(税込)
1円~10,000円 37円(消費税込40円)
10,001円~20,000円 112円(消費税込123円)
20,001円~30,000円 187円(消費税込205円)
30,001円~40,000円 262円(消費税込288円)
40,001円~50,000円 337円(消費税込370円)

出典:F-REGI

50,000円を超えるお支払いについては、10,000円ごとに75円(消費税込83円)のシステム利用料が加算されます。例えば、60,000円のお支払いの場合、システム利用料は453円(税別)となります。

クレジットカードで支払う際、分割払いまたはリボ払いを利用の場合、システム利用料とは別に、利用しているカード会社が定める手数料が発生する場合があります。手数料の詳細につきましては、カード会社へ直接お問い合わせください。

手数料を抑えるコツ

クレジットカード納付を選択すると、税のほかに手数料がかかってしまいます。どうすれば、手数料を抑えることができるのでしょうか。主な方法は以下の2つです。

  • クレジットカード以外の方法で納付する
  • クレジットカードを使う場合はポイント還元率を考慮する

手数料をなくしたいのであれば、インターネットバンキングや口座振替(ダイレクト納付)、Pay-easyを選択するとよいでしょう。

また、さまざまな理由からクレジットカードで地方税を納付したい場合は、ポイント還元率の高いカードを選ぶのがおすすめです。還元率が高いほど、手数料以上のポイントが手に入り、手数料分の支出を相殺できるからです。少しでもお得に納税するために、事前に支払い方法とポイント還元率を確認しておきましょう。