販売所と取引所の違い
Coincheck(コインチェック)ではじめて暗号資産を取引する際、初めに理解するべきことは販売所と取引所に違いがあることです。ここでは、販売所と取引所の違いを解説します。
販売所とは
暗号資産の販売所とは、Coincheckのような暗号資産交換業者とユーザーが暗号資産を取引する場のことです。シンプルなやり取りとなるため、操作ミスをしにくい点や確実に売買できるという特徴があります。
しかし、取引所に比べると価格の自由度が低いため、業者から指定された価格で取引しなければなりません。そのため、取引所よりも割高になる傾向が見られます。
取引所とは
取引所とは、暗号資産を保有しているユーザー同士が直接取引する場です。業者は取引の場を提供するだけであるため、価格決定は取引しているユーザー同士のやり取りで決定します。
販売所よりも安い価格で暗号資産を購入できる可能性があり、指定した値段(指値)で取引できるといった点がメリットです。しかし、注文が成立しなかったり、暗号資産の取扱数が少ないといったデメリットがあります。
出典:コインチェック
初心者におすすめの取引方法
初心者の場合、販売所での取引がおすすめです。なぜなら、確実に売買が実行できる点や、売買方法がシンプルで操作ミスをしにくいからです。また、価格が決まっているという点でも販売所の方が無難です。販売所での取引に慣れたら、より取引コストが低い取引所での売買をおこなってもよいでしょう。
初めて購入する際の注意点
暗号資産は株式や債券に比べると価格変動が大きいため、ハイリスクとなりがちです。ここでは、暗号資産を初めて購入する際の2つの注意点を解説します。
価格変動が大きく変動する
暗号資産の注意点として、価格が大きく変動しやすいことが挙げられます。例えば、ビットコインは2023年1月に1ビットコイン2万ドルくらいだったのが、2024年12月には10万ドルになる可能性もあります。このように、大きく値上がりする可能性もあれば、逆に大きく値下がりして損をする可能性もあるため、注意が必要です。
余剰資金で取引する
もし、生活費や貯金など、今すぐ必要な資金で暗号資産を買ってしまうと、価格が下がった時に「お金が足りないから売って日本円に戻さなきゃ…」と焦ってしまうかもしれません。借金をして投資している場合は、返済期限が迫ってきて、もっと焦ってしまうでしょう。
そういったリスクを避けるためにも、暗号資産は「もし無くなっても生活に困らないお金(余剰資金)」で始めるのがおすすめです。そして、短期的な価格の変動に一喜一憂せず、長い目で投資を続けることが大切です。